“歩く”を支え、人生に寄り添う。地域と共に歩む職場。

有限会社なかつじ

有限会社なかつじは、昭和30年、諫早市高来町にて呉服店として創業しました。 以来、諫早・島原地域に根ざした総合衣料品店として、地域の皆様の暮らしに寄り添ってまいりました。 そんな私たちが次に向き合ったのは、「地域で暮らす一人ひとりの“これから”を支えること」 単なる事業の多角化や、“社会性”のためではありません。 原点にあるのは、家族を想う気持ちでした。 年齢を重ね、買い物にも不便を感じるようになった祖父母の様子を見て、 「年配の方の“足”になるようなサービスができたら」 と考えるようになったのです。 当初はタクシーのような移動支援をイメージしていましたが、ふとしたご縁で、歩行に特化したリハビリ型デイサービス「コンパスウォーク」と出会いました。 はじめは知らない世界で戸惑いもありましたが、父ががんで他界し、祖父母の認知症も進行。 変わりゆく家族の姿を目の当たりにする日々の中で、弟がふとこぼした言葉に背中を押されました。 「ええやん。じいちゃんとばあちゃんが元気になってくれる場所を作れれば」 その言葉をきっかけに、私たちは決意し、2019年、最初のコンパスウォークを開業しました。 これは、「誰かによく思われたいから」始めたことではありません。 地域に長く根ざしてきたからこそ、家族を想う気持ちがあるからこそ、 本気で“暮らし”に向き合いたいと思ったからです。 衣料と介護。異なるようで、どちらも人の毎日を支える仕事です。 これからも、地域の方々の人生に寄り添い、支え合う存在であり続けたいと願っています。